東大には二つの大きな学校祭があります。
一つは5月に本郷で行われる五月祭。
来場者15万人の巨大な学祭です。
もう一つが11月の駒場祭。
こちらも13万人も訪れる熱気あふれるお祭りです。
駒場キャンパスは1.2年生が主体ですから、
本郷の五月祭ほど専門性は高くはありませんが、
逆に言えば、入学したらどんな生活を送るのかを間近に見られるチャンスです。
そこにいるのは、2個上、3個上の身近な先輩達なのです。
高2の秋に駒場祭に行って、
「あのサークルに入りたい」
と思って受験勉強にやる気を出した人もいれば、
学部の研究発表を見て、
「あの先生につきたい」
と思ったことが東大志望のきっかけだった人もいます。
駒場祭は受験生にとっては隠れたパワースポットなのです。
高3のこの時期は模試が入るので行けません。
それに、お祭りに行く気分にもならないかもしれません。
高2でぜひ行っておいて欲しいです。
駒田祭のマスコット こまっけろ もお出迎えしてくれますよ。
2018年 東大駒場際日程
第69回の駒場祭のホームページはこちら。
2017年11月24日(土) 9時-18時
2017年11月25日(日) 9時-17時
ツイッター: https://twitter.com/komabasai
LINE@ : https://page.line.me/pxx4411t
も開設されています。
2018年 東大駒場祭見どころ紹介
お天気にも恵まれています。
入り口の受付でパンフレットをもらえます。
2018年の見どころをお写真つきでご紹介しますね。
名物のわたあめもおいしそう!
襖(ふすま)クラブ
バイトを兼ねることができるおすすめの部活動が、襖クラブです。
LEGO部
こちらもLEGOでできています。
絵画までLEGOで表現! ムンクの叫びですね。
歌劇団 感動ものです
すばらしい! クオリティ高いです!
東大駒場祭 おすすめ企画 ベスト6
1 ガイドツアー
東大生による駒場キャンパスのガイドツアーです。
2016年は
②東大生の日常ツアー
③駒場の歴史小旅行ツアー
④お手軽ツアー
どのツアーも各時間一回です。
特に受験生におすすめは「未来の東大生ツアー」です。
中高生対象に、みんなが東大に入ったらこんなところで、こんなことするよということを教えてくれます。
この生協はお昼時間は混んでてあんまり来ないとか、
奥にあるレストランルベソンのランチはお値打ちで本格的とか、
小ネタも含ませて、楽しく案内してもらえます。
ガイドツアーはすべて予約が必要です。
去年は生協前で、整理券を配布していましたし、ウェブでの申し込みもありました。
東大生からキャンパスライフを生で聞ける興味深い企画です。
案内されてるキャンパスを自分のキャンパスにしたいという思いがふつふつと沸いてくるはずです。
2 東京大学 地文研究会 天文部のプラネタリウム
駒場祭の企画の優劣を争う駒場祭グランプリで何度も1位をとっている優秀企画。
全て学生の手作りですが、そこは東大生ですから、スペックが高い。
投影機は「レンズ式」と呼ばれる形式、
ドームの大きさはアマチュア最大級。
一度に100人以上が見られます。
公演プログラムも一般受けする楽しいものになっています。
本格的だけどわかりやすい、
公立の小さなプラネタリウム以上の出来栄えで、
これを東大生が手作りしたのだと考えたら、感動もひとしおです。
駒場祭に来たら、絶対見たい企画です。
入館は無料ですが、こちらも整理券が必要です。
3 香道部 駒場祭香席
皆様ご無沙汰しております(*´꒳`*)台風であいにくの雨ですが、今日は駒場キャンパスにて学生だけのお稽古を行なっています!
11月の駒場祭では恒例の香席を開催致しますので、皆様のご来場をお待ちしております♪ pic.twitter.com/fgLoFp65Qw
— 東京大学香道部(直心流) (@ut_kodobu) 2017年9月17日
香道とは日本古来の香を楽しむしゃれた遊びです。
香道部では「源氏香」をやってくれます。
これはめったに体験できないことですから、ぜひここでやられるといいと思います。
宇治の源氏ミュージアムでちょっと興味を持って、
ずっとどこかでやりたいなと思っていたら、
駒場祭でやってくれると聞き、興奮して体験させてもらいました。
東大の香道部は直心流で、
毎週専門の先生のご指導の下で練習されている本格的な活動です。
2 この25包を混ぜ合わせて任意の5包を引き去ります。
3 残りの20包は使わないので、総包に挟み込んで納めます。
4 引き去った5包を順に5炉炊き出します。
5 香の出によって香図を書いて完成させます。
6 香の出と香図を照らし合わせます。(香図は、52通りあります。)
7 その図形が表わす源氏物語の巻名が答えとなります。
8 香記には、答えとなった巻名にちなんだ和歌を一首書き記すことがあります。
4 東大襖クラブ 襖張替実演&障子破り実演
東大襖クラブは、その昔、
学費に困る学生の生活の足しになるような部活動をということで作られた、
部活動という名のアルバイト団体です。
アルバイトというよりはむしろ襖職人です。
仕事は本格的で、実際に襖や障子の張り替えを頼めます。
しかも、お値段は格安です。
半年間の厳しい指導を受け、先輩の試験に通って、
実際にお客さんの襖を張れる能力があると認められた者だけが、
部員として仕事を受けることができるそうです。
大きな老舗の旅館の襖全部を、
部員が幾日も泊り込んで張り替えたり、
お寺の大きな襖の張り替えなどもしています。
テレビ番組などにも東大の名物サークルとして取り上げられることもあるのですが、ここでは実演が見られます。
すでに張られた襖の取っ手をとり、
紙をわざわざはがしたものを準備して、
見事な手さばきで下紙から何層にもなっている襖紙を上手に張ります。
見ているだけでほれぼれします。
東大「襖クラブ」が越前市で夏合宿 https://t.co/paXGjrr019
— 福井新聞メディア (@fukuinpmedia) 2017年9月12日
5 折り紙サークル「折り紙美術館」
もうこれは芸術です。
折り紙でこんな形ができてしまうのはやっぱり東大生だからかしらと思うような素晴らしい展示の数々。
ドラゴンやカメムシや。
これが一枚の紙からできているとはだれも信じない。
素晴らしい作品に出会えます。
6 時代錯誤社
これこそが東大の真髄。
風刺とペーソス、
社会批判と自虐と慢心、
それら東大生の真髄が盛り込まれた同人誌『恒河沙』。
時代錯誤社は東大生が運営する出版社と考えたらよいかと思います。
『教員教務逆評定』なる学生による教員の評価を集めた雑誌は、東大生の科目登録のバイブルになっていて、これもまたおもしろい。
でも真骨頂は『恒河沙』。
一家に一冊、というよりも毎号必要。
これを面白いと思う感性があなたにあれば東大合格間違いナシ?
正門近くで、昔ながらのトランジスタマイクのアジテーションで販売しているのですが、そのアジテーションも最高です。
【ピックアップ企画紹介】
「時代錯誤社」は終日、正門前西5で行われます。
過去の出版物を驚きの価格で販売します。さらに、即興企画も。くすっと笑える要素が盛りだくさんです。 pic.twitter.com/7cJXogMonF— 東京大学駒場祭 (@komabasai) 2016年11月25日
まとめ
キャンパス内はすごい混雑です。
人波に飲まれて、自分が何をしたくて来たのか忘れてしまい、
模擬店で何やら食べているうちに疲れて時間がなくなったなとどいうことがないように、
前日にはホームページ、企画と場所、時間を確認します。
もし整理券の必要な企画に行きたかったら、
上手に並んでしっかり確保して必ず参加しましょう。