正倉院展 2017年 行ってきました!
毎年行われている奈良正倉院の正倉院展。
今年は69回目です。
【会期】10月28日(土)~11月13日(月) 【会場】奈良国立博物館
毎年大人気で沢山の人が訪れ、
入館待ちは当たり前です。
館内も人気の展示品は二重三重に人垣ができているほどの大混雑です。
会期が短い上に、館内も広くないので混雑必至です。
でも、団体だと優先入場で早く入れますから、
バスや特別列車のツアーをお勧めします。
今回も一般の入場は75分待ちでしたが、
団体は15分でした。
断然団体の方が早いです。
今回参加したのは読売ツアー。
・お弁当
・入館料
・添乗員と学芸員が同乗しての説明
までついて6990円。
列車の中で東大の博士課程修了の若い学芸員さんが説明してくれますが、
非常にわかりやすいです。
お弁当は美味しい松浦商店の幕の内。とってもお得なツアーでした。
現代になってから未開封の作品もあると言われています。
そこで、一年に一度、多数の作品の中から60点あまりを選んで、国立奈良博物館に展示して一般公開してくれるのが正倉院展です。
正倉院展 2017年 日程
■会場 奈良国立博物館 東新館・西新館
■開館時間 午前9時~午後6時
■観覧料金 一般 1,100円。
高大学生 700円 。小中学生 400円
正倉院展2017年見どころ 絶対みたい展示品6つ
ボランティアによる「第69回 正倉院展」のみどころ解説
これに参加すれば宝物の全てがざっくりわかります。
下記の予定で、期間中毎日、実施しています。
これはとってもおすすめで、ただ見るだけでは分からないことが色々わかります。無料です。
■場 所: 講堂(先着194名)
■料 金: 無料
■所要時間: 各30分
■実施時間
第1回目 :10:00~
第2回目 :11:00~
第3回目 :12:00~
第4回目 :13:30~
第5回目 :14:30〜
野だてのお茶席
博物館のお庭を眺めながらお饅頭付きで500円です。
■時間 9:30~17:00
■場所 奈良国立博物館 西新館 南側ピロティー
■受付 西新館1Fロビー
■料金 500円
展示品で必ず見たいもの 6つ
①緑瑠璃十二曲長杯
『緑瑠璃十二曲長坏』
これも正倉院展の目玉。(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)と読みます。※(はい)の字はキヘンでなくツチヘン濃緑色のガラス製の杯(さかづき)で、遥かペルシャ王朝っぽい薫りがします。
会場でライトアップされて光り輝く様を、ぜひ実際に目撃してほしい。 pic.twitter.com/aAeUj7u10t
— 興福寺三重塔 (@3pagoda) 2017年10月28日
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⚠️「緑瑠璃十二曲長杯」は今年イチオシです。展示室には短側面と長側面のアップ写真が♪でも、説明が無いので、知らない人はスルーしてました( ゚д゚)入り口にある無料新聞をゲットして予習し、ウサギとお花を確認してね🎶お花は信頼できる情報筋❓によるとチューリップだとか🌷 #正倉院展 pic.twitter.com/GsTXd350Wi
— 弁才天(べんてん) (@tounonaka) 2017年10月28日
長径22センチのどちらかといえば大ぶりの長細い形をしています。鉛を含んだガラス製で綺麗なエメラルドグリーンに釘付けになります。下面には花の、横にはうさぎの絵が彫られています。
学芸員さんのお話では、実際には聖武天皇の御前に水やお酒を供える時に使われたそうです。
展示品は下から照明を当てられていますし、下に鏡が置いてあってよく見えます。
人混みを縫って頑張ってみるべき品です。
②羊木臈纈屏風
『羊木臈纈屏風』
(ひつじきろうけちのびょうぶ)と読みます。今日プレス発表された第69回正倉院展(10/28~11/13)の目玉展示はペルシャの影響を受けた「ろうけつ染め」の屏風。切手にもなったので見たことある人多いかも☺ pic.twitter.com/83bSlU5nFE— 興福寺三重塔 (@3pagoda) 2017年8月2日
ペルシャ風の図柄が目を惹く布絵です。絵はペルシャ風ですが、国内で作られたものです。裏に国産とわかる記録があります。中心に描かれた羊だけではなくて、よくみると猿や子鹿が描かれています。よく布が見れる状態で保管されていたと感動しました。
校倉造は湿度管理に優れていて、また檜作りのために湿気をよく吸収してくれるので、布製品や、藤製品の保存状態が格段に良いそうです。
③金銅水瓶
【#正倉院展】#第69回正倉院展の主な出陳宝物
南倉 金銅水瓶 (金メッキの銅の水差し) 1口
丸い胴部に水を入れる口を立て、鳥頭の注ぎ口をつけた水差し。いくつかの部分に分けて銅を叩いて作り、接合する。胴部に容量を示す墨書がある。器の形、素朴な花弁形など他に例を見ない品である。 pic.twitter.com/ci8qnKdkjV— 奈良国立博物館 (@narahaku_PR) 2017年10月25日
蛇のように長く伸びた首の先に鳳凰が蛇口としてついています。中をX線でみると、いくつものパーツを組み合わせて、溶かした合金で繋いでいることがわかったそうです。精巧な技術に見惚れます。
その製作技法はいかに。「金銅水瓶」は、何枚かの銅を鋲で打ったり、巻いたり、ろう付けしたりして、エキゾチックなフォルムに。見れば見るほどその技術力の高さに驚きです。https://t.co/w5nkWTloGg #正倉院展pic.twitter.com/G1M4lE8DsK
— 読売新聞大阪本社 広報宣伝部 (@Yomiuri_Osaka) 2017年9月14日
④蜜蝋の紐通し
当時は蜜蝋を薬として重宝していたらしく、たくさんの蜜蝋が保管されています。
⑤三無性論
【#正倉院展】#第69回正倉院展の主な出陳宝物
聖語蔵 三無性論 巻下 (先一部一切経) 1巻
『三無性論(さんむしょうろん)』は、陳の真諦が漢訳した仏典。本品は宝亀2年( 771)4月に写経生の刑部真主によって書写されたと、宝庫に伝わる古文書や他の写経との比較から推定される。 pic.twitter.com/I1pwU1wuRR— 奈良国立博物館 (@narahaku_PR) 2017年10月30日
お経は一文字でも間違えたら破棄だそうです。写経生と言われる書くことを仕事にしている人がいて、その人たちは間違えるとペナルティがつくので、必至になって書くそうです。
筆の毛は一番いいのがうさぎの毛。細かな文字も書けるそうです。
⑥最勝王経帙
最勝王経帙(2006年出陳)
経巻を巻き束ねた帙。竹ひごに紫と白の絹糸を全面に編んで迦陵頻伽などの文様や文字を織り出す。文字からは、天平14年(742年)、東大寺へ納められた金字金光明最勝王経を包んだことが分かる。唐花文錦の縁や帯… https://t.co/piMTvGzyZV pic.twitter.com/KpWz0BJ3t3— 【非公式】正倉院bot (@shosoin_bot) 2017年7月22日
お経を包む巻き布です。おしゃれな織り柄がきれいに残っています。これの展示は珍しく、今回の隠れた目玉です。
まとめ
正倉院展混雑状況
【#正倉院展】明日からの三連休は、午後8時まで開館しております。
混雑状況は、こちらでご確認下さい。https://t.co/hMUVXnGeEx
(すいてる時間帯は、その日の天気や状況によって異なりますのでご注意下さい。)— 奈良国立博物館 (@narahaku_PR) 2017年11月2日
正倉院展はすごく混むので、旅行社のツアーが便利です。
お得なツアーを探しましょう。
バスや電車があります。
隣の春日大社では雅楽をやっていて楽しめますよ。
◇実際に今回、読売ツアーに参加した感想については下記の記事をご覧ください ↓